当院では、術前と術後に、口腔内の写真を撮らせていただきます。
それは、どんな説明よりも、実際に写真を見ていただくほうが、患者様にとって現状を把握していただきやすいと思うからです。
また、患者様と情報を共有できる、治療方針が立てやすくなる、お口の変遷を知ることができる、など様々なメリットがあります。ここでは、これから治療を検討されている方のために、代表的な症例を毎月更新していきます。
初診:全体的に治療を希望。(40代、男性)
処置:上顎の前歯部は自費治療、臼歯部は保険治療のブリッジを装着。
下顎は保険治療のブリッジを装着。
初診:上顎右側2番が変色した。
処置:失活歯の漂白(自費:3回・5500円)をした。
※歯自体の黄ばみや変色は、保険適用では綺麗に白くできない。
初診:右上の第1乳臼歯に穴があき来院、他院で白い詰め物(CR:コンポジットレジン)を入れていたが、むし歯のとり残しと充填不良でむし歯が再発。(8歳)
処置:隣の第2乳臼歯にもむし歯があったので、麻酔後むし歯部分を除去し、金属の詰め物(IN:インレー)と白い詰め物(CR:コンポジットレジン)のコンビ処置をした。
初診:左下の第2乳臼歯にむし歯がある。(5歳)
処置:麻酔後、むし歯部分を除去し、金属の詰め物(IN:インレー)を入れた。
1カ月後問題なし、6歳臼歯(永久歯)が生えてきたのを確認。
※乳歯の歯と歯の間は、唾液が多くて歯と歯の間は詰められないので、金属の詰め物(IN:インレー)は必須!
2症例とも、治療した同じ部位にむし歯(カリエス)あり。自覚症状もなく、進行しやすい。
手鏡では、絶対に見えないので、口腔内カメラでの術前・術中・術後が大切。
必要なのは、虫歯の取り残しがないこと、虫歯が深い場合には歯に薬をひいてからかたどり、白い詰め物は綺麗に詰める事が大事。
初診:下顎前歯がグラグラして痛い(40代男性)
処置:抜歯後、前歯に差し歯を入れました。
※その後、奥歯治療の予約とるも来院せず。
初診:歯と歯ぐきの境目部分(歯頚部)が欠けた。
治療内容:白い詰め物(CR:コンポジットレジン)を入れました。
初診:左上の奥にできものができた。痛みはないが噛むと痛い。
治療内容:金属除去後、根の治療をして再度金属を被せました。
治療期間:約1ヵ月
注意事項:金属冠のメンテナンスが必要になります。
白い詰め物の利点:歯の色に近い・1回の通院で終わる・歯を削る量が少なくて済む
白い詰め物の欠点:金属と比べ弱い・口腔内の環境を受けやすい・医師の技術により仕上がりに差が出る
ポイント:金属の詰め物がとれた時、再度歯を削った後の詰め物を、金属にするか白い詰め物にするかは、元々の歯の削ってある量によります。
今回は、歯と歯の間を削っていないこと、隙間にものが詰まらないとのことにより、白い詰め物を選択しました。
金属の利点:強固である・いろいろな歯の形に戻せる・歯と歯の間を詰まりにくくできる
金属の欠点:型取りが必要・歯を削る量が増える・見た目に違和感があり目立つ
ポイント:金属の詰め物がとれる原因は、接着剤の劣化、歯を削る量が少ない、取れやすい形である、虫歯の取り残し、などがあります。今回は、虫歯の取り残しと取れやすい形であったため、歯を削る量を増やし面を平らにして、大きめの金属(アンレー)を詰め直しました。これで再度詰め物が取れる場合は、全部かぶせる治療となります。
H24・7月、初診で来院、玄関で転倒したとのこと(73歳、女性)
抜歯をして、ブリッジと部分入れ歯を入れました。
H24・10月:上下顎治療完了
H26・3月まで定期的にリコールにきている。その間、残存歯・義歯問題なし